家づくりで忘れがちな「インテリア予算」
マイホームを計画を立てるとき、多くの方が土地や建物本体の費用、地盤改良費に意識が向くものです。もちろんそれは大切なことですが、その一方で意外と見落とされがちなのが 家具や照明などのインテリア費用 です。
家は完成した瞬間がゴールではなく、そこから始まる暮らしが本当のスタート。お気に入りの家具や照明が揃って初めて、心地よい住まいが完成します。
1. 「あとで買えばいい」がもたらす落とし穴
「とりあえず今は最低限で、後から少しずつ揃えていけばいい」と考える方も多いかもしれません。
しかし実際には、建築費で予算を使い切ってしまい、欲しかったダイニングテーブルや理想のペンダントライトを妥協せざるを得ないケースも少なくありません。そうすると、せっかくの新居が「どこか未完成な空間」になってしまうのです。
家そのものだけでなく、すてきな家に見合った家具を設えることが、長く愛せる住まいづくりの秘訣です。
2. インテリア予算を確保するメリット
空間全体の完成度が高まる
家具や照明を含めたトータルコーディネートで、モデルハウスのような統一感のある暮らしが叶います。
住み始めから快適に過ごせる
必要な家具や照明が揃っていると、引っ越てすぐに快適に暮らせます。
家具は特に、注文してすぐに届くものばかりではありません。倉庫からの取り寄せや張地を選べるソファなど、ものによっては1~3ヶ月、それ以上かかることも。
長期的な満足度が上がる
「やっぱり妥協しなければよかった…」という後悔が減り、長く愛着を持って暮らせます。
3. 予算配分のヒント
建築予算全体のうち、5〜10%程度をインテリアに充てることを目安に考えると安心です。
例えば総予算が2,500万円なら、100〜250万円残しておくと、理想に近い暮らしを実現できます。
家具・照明のほかにさらにもうひとつ、暮らしに必要なインテリアアイテムとしてカーテンが挙げられます。こちらはまた別の機会にブログで詳しく紹介させていただきます。
4. まとめ
家づくりを考えるときは、「建物」だけでなく「暮らし」を思い描くことが大切です。
家具や照明は、毎日の生活を心地よくする大事な要素。ぜひ最初の計画段階からインテリアの予算を確保して、心地よい暮らしを育んでいきたいですね。
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